1. 素地調整について
素地調整不足の場合加熱後、素材の伸縮(熱膨張)の影響により塗膜のワレ・ハガレが発生する為、各塗装仕様書に準じ、素地調整グレードを厳守して処理してください。(素地調整グレード・規格をご参照願います)
2. 膜厚について
カタログ記載の標準膜厚に準じご使用ください。過膜厚(目安として標準膜厚の2倍以上)した場合、加熱後にフクレ・剥離の原因となりますのでご注意お願いします。特に上塗のシルバー色は緻密な塗膜形成の関係上膜厚が厚くなった場合他の塗料と比較しフクレ易くなります。
3. 初期加熱について
初期の加熱は徐々に行ってください。急激な加熱が加わると、塗膜中の残留溶剤と塗膜硬化時の揮発成分が一気にガス化されフクレが生じ剥離の原因になります。昇温の目安(200℃/h以下)。急加熱の場合は急加熱タイプ(HN-600タイプ)をお勧めします。